大阪国際大和田中学校、大阪国際滝井高等学校卒業生で、岡山シーガルズ所属の宮下　遥選手が、女子バレーボールワールドグランプリ2013（8月～9月）に出場し、全日本セッターとして本格デビューしました。19歳の若き司令塔として期待され、予選ラウンド前のインタビューでは「セッターがかわったから日本が弱くなったと言われるのがこわい」と報道陣の前で涙を見せた宮下選手ですが、プレッシャーをはねのけ、決勝ラウンド初日からMIP賞（最も印象的だった選手に与えられる）を受賞するなど、大活躍しました。
リオ、そして東京五輪に向けますます注目度が高まりそうですが、学園のインタビューに「正直あまり考えていないんです。今はまず、岡山シーガルズが日本一になることが目標です。ただ、日本でオリンピックが開催されるということ自体がめったにないチャンスなので、その時に中心選手でいられたらとは思います」と語ってくれました。
滝井高校在校時、史上最年少Vリーガーとしての初試合で、味方選手と交錯して前歯を折るアクシデントに見舞われたにもかかわらず、コートに立ち続けた宮下選手。自他共に認めるその負けず嫌いな気丈さで、プレッシャーや反省を力に変えて活躍することを期待します。