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COLUMN まなび・くらし・つながり

2021年02月26日
まなび・くらし・つながり

90歳でも遅くない⁉ シワが無くなった⁉

「シワが無くなった」⁉という言葉に反応して、大阪国際大学の西岡ゆかり准教授のお父様(90歳)が実践されたお家トレーニングを教えていただきました。

-----お父様の「シワが無くなった」というのは本当ですか?

コロナ自粛で身体が鈍るのを予防するため、自宅で筋力トレーニングを始めました。私のトレーニングの様子を90歳になる父が見ているので、簡単なトレーニングを選んで誘ってみました。1週間程経って父から「皺が寄ってた足(太もも)の皺が無くなった。」と言う報告が。「筋肉が発達したんだね〜よかったね!」と私。いくつになっても筋肉は発達します。

-----あ、足のシワですか、、、とりあえずシワが無くなるならやってみます!簡単なところから教えてください。

先ずは、イスに座って脚を伸ばします。膝裏が伸びているのと、太ももの前が少し痛いのを感じます。10秒くらい。

★イスは安定しているものを使用し、平たんで滑らない場所に置いて行ってください。

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-----簡単ですが、10秒って結構長いですね。

次はイスに「座る」→「立ち上がる」。手の位置は、胸の前でクロスしたり、前へ伸ばしたり・・・腰でもOK。イスの背もたれを使ってもいいです。いわゆるスクワットです。「イーチ、ニー、サーン、シー」と数えながらゆっくり座る。それから「ゴー、ローク、シーチ、ハーチ」と数えながらゆっくり立ち上がる。これを10回くらい。 

"ゆっくり"がポイントです。呼吸も忘れずに!

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-----簡単とはいえ、足がつらくなってきました(-_-;) 他のところをお願いします。

では、褐色脂肪細胞を刺激しましょう。

-----カッショクシボウ?? シゲキ??

肩甲骨の周囲には、褐色脂肪細胞が密集していて、そこを刺激するとエネルギー代謝が上がり、脂肪が燃焼するといわれています。肩甲骨を意識して、腕を大きく動かしましょう。

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-----体が温かくなってきました。もう少しがんばれそうです。

では骨密度を上げる運動をやってみましょう。踵を上げて、ストンと落として刺激を与えましょう。骨をつくる働きを促し、また、ふくらはぎの筋肉が鍛えられます。

※ひざや腰を傷めない程度に注意してください。「弱め」からはじめてください。ひざなど関節に疾患がある方、すでに骨粗しょう症の診断を受けている方、ご高齢の方などは、運動を行う前に、医師にご相談下さい。

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-----最後に、余裕のある方向けに何かありませんか?

では余裕があれば、お尻と太ももを鍛えましょう。(写真のように)片足を大きく1歩前へ出し、お尻を床へ落としていきます。難しい場合は、歩幅を小さくします。膝がつま先より出ない、膝とつま先は真っ直ぐに。膝が内側にも外側にも出ないように。

美尻を目指してがんばりましょう。

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-----ありがとうございました!!


◆西岡ゆかり◆

大阪国際大学 人間科学部人間健康科学科 准教授

研究分野:栄養学(スポーツ栄養)・食文化

防災士の資格を取得し、大学のプレッパーズ部を設立。いつも持ち歩いているリュックには、火打石やマルチツールなどが入っており、まさしく『もしもの時に備える人』である。プレッパーズ部の目的は、災害時、自力で助かり、人を助けることができる人材を育てることであり、恒例行事のプチサバイバルキャンプでも学生らの指導をしている。また、地域住民の方と一緒に防災を考え協力して防災イベントに関わり、地域では言わずと知れた防災エキスパート。栄養学が専門であり、タンパク源としての「昆虫」に長年注目し、「昆虫食」に慣れることもすすめている。

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