高大連携検討プロジェクト

25/09/26

高大連携検討プロジェクト会議の活動状況【高大連携授業】

高大連携検討プロジェクト会議では、高校の未来探究コース、幼児保育進学コースの生徒に対して、学園内の資源を活用して質の高い教育を提供するとともに、内部進学の魅力を訴求する方法を検討、実施しています。
具体的には、高校の学校設定科目において実施する「高大連携授業」、大学の各種体験型プログラムの高校生への提供、高校生の資格取得支援や高校・大学間の単位互換の可能性などを検討し、順次実行に移しているところです。
今回は、既に4月からスタートしている「高大連携授業」についてお知らせします。

今年度の「高大連携授業」は、高校の学校設定科目「キャリア探究」の時間を活用し授業を実施しています。未来探究コースの1学期は「自身の世界を拡げる」をテーマに、大阪国際大学の学生による「おとなインターン」の動画を視聴した後、論点の抽出、グループ討議、発表を行いました。幼児保育進学コースでは、「おとなインターン」の動画を視聴した後、自身の「こどものころ」を振り返り、「こどものころ」を表現する活動を行うとともに、こどもが楽しめる活動を計画しました。いずれも大阪国際大学・大阪国際大学短期大学部への進学を意識しながら、全人教育の実現に向け「人間を磨く」内容となっています。

2学期は「大学・短大の学びを知る」をテーマに、両コースの生徒に大学・短大の地域活動や国際交流活動などを紹介し、高校から大学・短大までの就学期間の中で、「自分はどうなりたいのか、そのためには何をする必要があるのか」を考えるきっかけとなる授業を実施しています。

これは9月26日(金)に行われた授業の様子です。

山本准教授による授業説明
山本准教授による授業説明

この日は、基幹教育機構の山本准教授の進行の下、国際交流センターの谷口課長、王さんが、国際交流センターの活動内容や、留学プログラムについて説明を行いました。「何でもスマホで調べられる時代になったが、現地に行ってみないとわからないことは多くあり、それを肌で知ることが重要」、「語学レベルに応じて多様なプログラムがある」との話には、多くの生徒が引き付けられていました。

国際交流センターの説明
国際交流センターの説明

その後、国際観光学科4年生の阪田さんにフランス留学の体験を話していただきました。高校時代の語学力、そこから留学に至る経緯、現地の環境・学び・生活・友人、自身の成長、帰国後の就職活動など、体験した人ならではのリアルな内容は、阪田さんの祖母が滝井高校の元教員であったという驚きのご縁もあり、生徒の心に強く響いていました。
阪田さんへの質問にも多くの手が上がり、阪田さんの留学前のフランス語のレベルや、「大学進学時に大阪国際大学が第1志望であったか」と聞く生徒も現れました。

国際観光学科 阪田さんによる留学体験談
国際観光学科 阪田さんによる留学体験談

最後に、山本准教授から阪田さんに「ネームバリューのある他大学志望であった阪田さんが、大阪国際大学に入学して、今どう思っているか」と質問があり、「大学名より、大学で何を学んだかが大事。生徒の皆さんは多くのことに挑戦してほしい。」と回答がありました。

阪田さん、山本准教授による質疑応答
阪田さん、山本准教授による質疑応答

この日の授業は、自身のキャリアを考えるきっかけとして、大学の国際交流活動を知るという狙いで実施しましたが、まだ高校1年生の段階で進路選択について十分に見当が付かない生徒の不安を払拭する面でも刺激のある回となりました。

我々教職員は、未来探究コース及び幼児保育進学コースの生徒が内部進学を心待ちにし、大学・短大進学後の自身の成長をイメージできる高大連携プログラムを整備していく必要があります。高大連携検討プロジェクト会議では、今後も様々な施策を通して高大連携を進めてまいります。教職員の皆様のご協力をどうぞよろしくお願いします。

休憩時間の様子
休憩時間の様子

このページの先頭へ

大阪国際学園広報紙「GLOBAL MIND」

  • 対談 奥田吾朗×佐渡裕
  • 大阪国際中学校高等学校寄付金募集
  • 産官学連携協定
  • 奥田メモリアルフェスティバル
  • [大阪国際学園広報紙]GLOBAL MIND その先の世界へ踏み出そう
  • 芸術文化教育センター
  • [教職員公募のご案内]大阪国際学園で働きませんか
  • 教職員専用 大阪国際学園 教職員サイト
  • 安否確認システム